2007年5月3日木曜日

次回5月27日(日)は…

第4回浜田英夫の映画を見る会をご案内します。

■日時/5月27日(日)14時〜17時
■場所/稲城市城山体験学習館(JR南武線 南多摩下車7分)

 <上映作品>

■ひとりひとりを生かす教育(1972)44分 
 1969「若い心の詩」に続く作品です。チラシには次の 
 ように書かれています。

  「心や身体のどこかに障害のある子どもが、学齢児童中
  27人に1人の割合で存在アするにも関わらず、学校では
  お客さまとして扱われたり、放置される児童が少なくあり
  ませんでした。しかし近年、心身障害児にも教育をとの声
  が高まり、70年代の教育の重要課題として文部当局にお
  いても総合的な整備拡充に乗りだそうとしています。
  この映画は特殊教育入門の手引きとして、「どの子も落ち
  こぼれることなく、ひとりひとりに適応した教育を」とい
  う考えに立ち、心身障害児にの早期発見とその教育への理
  解を深めることを願って作られました」

「若い心の詩」につづく16ミリ自主制作2作目のこの映画も、
 再び注目を浴び、いろいろ受賞しています。
   1972教育映画祭社会教育部門最高賞 
   東京都教育映画コンク–ル金賞 
   厚生省中央児童福祉審議会特別推薦 他
 
■子どもと読書(1973)34分
  「子どもたちが成長してからいつまでも胸にのこるよう
   に心の栄養を与えたい。それには手近に多くの良い本
   を…と願うお母さんたちの声が広がっています。
   図書館の整備が遅れている現状の中で、家庭文庫、地
   域文庫がお母さんたちの手で作られ、公共図書館設置
   の運動も芽生えています。けれど一方では、子どもの
   本に無関心な人、図書館について古いイメージしか持
   たない人もいます。
   そこでこの映画は、子どもの成長にとっての読書の役
   割、必要性を解説し、あわせて家庭、地域文庫の活動、
   新しい公共図書館のサービスなども紹介し、分かりや
   すくまとめました。」 (映画チラシより)
  (文部省特選→確か買い上げてくれたはず。1973教育
   映画祭優秀作品賞他、この年も受賞しています)
  
 浜田さんの映画で「○○と○○」という題名(解説的教育映画
 に多い)は次の「老後と福祉」とこの作品だけのようです。
 他の映画とは違う何かがあるのかもしれません。そして、
 それは浜田さんの考え方と関係があるのかもしれません。
    
■老後と福祉 (1987)23分
 日比谷図書館視聴覚ライブラリーの目録には次のように
 紹介されています。
  「小金井老後問題研究会の活躍ぶりや在宅老人に対する
  援助サービスの状況、特別養護老人ホームにおける介護
  員の活躍、老人ホーム内における生活の様子、デイケア
  センターの福祉サービスを紹介する」

浜田さんが取り組んだテーマで「老後」をあつかった作品は
これ一本だけ。資料もほとんど見あたりません。どういう経
緯で浜田さんがこの作品を作ったのか、どうしてこのテーマ
がこの作品だけなのか、気になります。

上映順序はまだ決めていません。ご希望がありましたらご連絡
ください。
尚、6月は17日(日)の予定です。

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