2007年6月26日火曜日

7月22日(日)の上映作品


浜田英夫の映画を見る会第六回は下記の作品を上映します。
日時/7月22日(日)13時30分〜17時
場所/稲城市城山体験学習館(JR南武線 南多摩下車7分)
でんわ042-378-7100
尚、9月30日と12月2日の追悼上映会のプログラムもこの会で正式に決定いたします。はじめての方もぜひご参加ください。

<プログラム>

■映像づくりABC  Ⅰ部Ⅱ部各30分(1985)
はじめてカメラを持つ人にもわかるビデオと8ミリ映画カメラ、そしてビデオテープレコーダの働きと使い方。ビデオと映画の編集の違い、映画フィルムによるアニメづくりの例も紹介されます。浜田さんの映像づくりの秘密がわかるかもしれません。

■梨の郷〜国際ソロプチミスト稲城20年のあゆみ〜 20分
ソロプチミストとは実業界で活躍する女性、専門職に従事する女性の国際的奉仕団体です。駒沢女子大・短大の国際協力ボランティア室も稲城の機関として認証されているとか。ライオンズやロータリーなど男性中心の奉仕団体との違いを知りたいと思います。

■人間が歩み始める時 86分(2005)
浜田さんの遺作となったDVD作品。50年間に撮影した膨大な映像をもとに、大学の授業で使うため5分〜10分に編集した12章の映像集です。米谷光弘西南学院大学教授は「未来へ語り継がねばならぬ物語の連蔵…」「大人になり忘れかけた何かを、子どもが忘れてはいけない大切なものを教えてくれます」と評しています。この映像によって浜田さんが未来に何を托そうとしていたか、語り合いたいと思います。(写真はそのDVD)

2007年6月21日木曜日

9月、12月の追悼上映会プログラム(仮案)


 6月17日定例上映会終了後に、追悼上映会プログラムの詳細検討を行いました。どんなプログラムにしたら良いか、これまで2回にわたり意見交換を行いましたが、それらを集約すると、限られた時間でなるべく多くの作品を上映して浜田さんの全体像が捉えられるようにすること、作品上映だけでなく意見交換の時間をとり浜田さんが訴えたかった問題を共有できるようにすること、この2点がポイントでした。
 そこで稲城も調布も午前午後をフルに使い、稲城では地元稲城をテーマにした作品を、調布では多摩地域をテーマにした作品をまず設定し、子どもの教育をテーマにした作品については、内容のバランスと時間配分も勘案し下記のように仮の案を作りました。7月には正式に実行委員会を立ち上げ、あらためて事務局から御計りいたしますので皆様よろしくご検討をお願いいたします。

■9月30日(日)城山体験学習館
10:30〜 
子どもと読書(34分)
赤ちゃんの心を育てる(25分)
話(30分)
13:30〜 
浜田さんのビデオ年賀状(22分)
秋の詩(16分) 
昔 竪谷戸があった(17分)
ひとりひとりを生かす教育を求めて(44分)
話(30分)  

12月2日(日)調布駅前田作り映像ホール
10:30〜 
集団保育と幼児の発達(19分)
小さな芽生えを求めて(28分)
手作り遊びと子どもの手(25分)          
話(20分)
13:30〜 
砂利のふるさと(15分)
草の根の人々(29分)
若い心の詩(55分)
話(50分)

2007年6月12日火曜日

6月17日は砂川闘争、そして子ども…


6月17日(日)の上映作品を紹介します。

■草の根の人びと
ー砂川闘争の記録ー 29分 1983
 1956年(昭和31)当時アメリカ空軍基地であった立川飛行場の拡張計画に反対する地元砂川町民の運動、いわゆる砂川闘争を浜田さんは8ミリフィルムで記録しました。これは朝日新聞主催第一回全日本小型映画コンクール第2位に入賞しました。砂川闘争はその後、法廷に持ち込まれ、拡張は断念されました。そして1968年には日本に返還され自衛隊に引き継がれました。
 映画は当時の8ミリに、25年後の1981年基地反対同盟代表宮岡さん宅の忘年会、翌1982年の宮岡さんの葬儀、そして同年5月の40万人反核大集会の記録を加えて、時は流れ人は変われど反核と平和を願う草の根の人々の意思は耐えることがないことを訴えています。

■からだ作りと子どもの心 30分 1980
 教育の現場で、子どもが朝からあくびをする、背中がぐにゃっとしているなど身体の異変が問題にされはじめた頃、早くからこの問題に取り組んでいた岐阜県恵那地方の学校や保育園、幼稚園を取材し、子どもの生活の変化と身体と心の関係から対応を考える映画です。文部省選定


■赤ちゃんの心を育てる
ー乳児集団保育の実際ー
25分 1984
 先に「集団保育と幼児の発達」1974を制作してから10年、対象を0歳児に限定して、保育現場の実際に即し、赤ちゃんへの関わり方の基本を具体的に理解させる映画です。保育者養成課程の学生の教材用として作られました。文部省選定

場所と時間はいつもと同じ、稲城市城山体験学習館、2時から上映開始です。お待ちしています。
浜田英夫のページに作品紹介のプレスシートを掲載しています。
尚、次回は7月22日(日)です。

金曜サロンの報告



★浜田芳子さんからいただいた報告です★
 6月1日市民活動サポートセンター稲城の「金曜スペシャル」の上映会に行ってきました。この団体は稲城の市民活動グループ42団体の活動を支援するNPOです。毎月第一金曜日にテーマを決めて実施しているのが金曜サロンスペシャル。今回は「稲城の今昔をフイルムでたどる」をテーマに、浜田英夫の二本の映画上映が行われました。参加者は遅れてきて立ち見の人も含めると50名は確実でした。

■上映作品
「昔、堅谷戸があった」1999 (17分)
「稲城の20世紀-戦後見聞記-」2001(39分)

■感想など
<稲城の変貌について>
・自分が骨を埋める地だと思うと愛着があった。自分の家に関する
 ことに興味があり楽しかった。
・子どもの頃の記憶がよみがえった。登場した隣人が特定できた。
・谷戸が埋められて川はどうなったんだろう?
・前に自分のグループで稲城の20世紀を見て、百村から是政まで
 歩いて、場所確認した。
・変わったところがすごいねー。あと50年たったら、また元に戻
 るのかなー。

<映画について>
・すごいですねーその時々を残すことは・・。
・撮りっぱなしでなくまとめていく。すごいなー

<浜田英夫さんについて>
・写真講座で8ミリとか、アングルを教えてもらった。
 その後の会で映像撮るのは5月がいいとか、対談したとき、撮影
 はDVがいいとか教わった。
・撮影会の時、「墓石が増えたなー」と先生が言った。そんな見方
 もあるのかなーと思った。

 それぞれの視点は違いますが、共通した「地域」であるため、興味もあり、参加者も多く、皆さんん熱心だなーっというのが私の感想です。事務局でアンケートまとめてくださるそうで楽しみです。
 それに、次回は高校生の子を連れてきたいと言った人がいたことも良かったと思います。(浜田)